ドイツ・ヨーロッパ研究センターでは、博士論文の作成を支援するため、独自の奨学助成金 「博士論文奨学助成金 : Zentrumsstipendien für Promotionsarbeiten (ZSP)」を設けています。 ドイツやヨーロッパに関する博士論文を作成する場合に奨学助成金に応募できます。
教育プログラム
ZSP大学院博士課程・全学
ZSP規定
対象:博士課程
ZSP奨学助成金
・ドイツに関連する博士論文執筆のための研究調査費を補助します。
・1ヶ月あたり1200ユーロ(最大6ヶ月)を支給します。
・募集要項、申請書は各種奨学助成金申請書類のページでダウンロードできます。
ZSP奨学助成金受給条件
・奨学助成金による研究調査の成果を生かして執筆した業績については、ドイツ・ヨーロッパ研究センターに速やかに提出すること。
i) 博士論文
ii) その他、奨学助成金による研究調査の成果
これまでの採択課題一覧
2021年
・Th・W・アドルノのシェーンベルク論における崇高のモティーフ――哲学的批評の嚆矢としての『新音楽の哲学』
・1890–1930年代ドイツ語圏における生命論
・ドイツ1848年革命の概念史と経験史 ドイツ関税同盟改革における「議会」概念に着目して
・ブラームス受容史におけるドイツのナショナリズム
2020年
・ドイツの外国人労働者政策史における連続・非連続性と労働行政の役割
・日本とドイツにおける地域レベルの「福祉国家」―2000年代以降の保育施設利用の地域差・家族政策 実施に注目してー
・19世紀末から20世紀初頭ドイツにおける男性同性愛と友情の境界:オイレンブルク事件(1906-1909)を事例として
・ブラームス受容とドイツのナショナリズム
・フーゴー・フォン・ホーフマンスタールの作品における塔と空間について
・西ドイツにおける68年運動の余波-若者のローカルな運動の実践に注目して-
・市民層エリートと対外的ドイツ代表の醸成(1850-1868) 万国博覧会・領事館・関税議会構想
2019年
・音楽・健康・医学の高等教育におけるカリキュラム比較教育研究
・庇護権と国民国家の歴史社会学的研究:西ドイツの庇護政策の起源
・イェナ時代におけるヘーゲルの思想形成史の再検討―〈学の生成〉構想の展開の観点から
・現代ドイツ演劇界と難民問題
・20世紀初めの人造人間表象と科学思想
・16世紀半ばのギーセン、マールブルクにおける戦時体制
・ドイツ観念論と分析哲学の架橋:カントとセラーズの言語哲学に焦点を当てて
2018年
・ハイデガー、和辻、アーレントにおける「語り」の現象学的研究
・リトアニアにおける反体制運動の対ナチ協力
・ヴァイマル期民衆図書館と教育の論理―ヴァルター・ホーフマンの民衆図書館論の再検討―
・音楽・健康・医学の高等教育におけるカリキュラム比較教育研究
・西ドイツにおける新左翼運動と政治文化
・近世ドイツにおける都市と戦争ならびに軍事革命
・移民と移動する故郷:ドイツへ移住するエストニアのロシア系住民にかんする事例研究
・現代ドイツ演劇界と難民問題
2017年
・フルート演奏における巧みさの身体メカニズムの解明
・西ドイツにおける新左翼運動と政治文化
・グスタフ・W・ハイネマンと西ドイツの歴史政策(1969-1974)-民主主義の伝統をめぐって
2016年
・19世紀後半からヴァイマル期におけるドイツの河川交通と工業化-ドイツの諸都市を事例に
・中世後期ドイツ都市と戦争―特に戦場に赴く都市住民に焦点をあてて
・魯迅のドイツ版画コレクションからみる国際左翼芸術運動―1930年東京・ベルリン・上海
・ドイツでの高齢者向けのアクティベーション政策と政党政治
・日本の対東南アジア政策における連続性と変化(1938-1960年)