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書籍
現代ドイツへの視座―歴史学的アプローチ 3
ドイツ市民社会の史的展開

石田勇治・川喜田敦子・平松英人・辻英史 編
勉誠出版(2020年)
現代ドイツでは、二十一世紀のあるべき理想の社会を「市民社会」の概念を用いて語る傾向が強まっている。本巻ではその「市民社会」に着目して、これが含意する意味内容の歴史的な変遷を追いながら、ドイツの国家と市民、国家と社会の関係がどのようなものであったかを検討する。そして、社会主義体制下のドイツで「市民社会」再生への動きがどのように生じたかを見た後、「市民社会」に関する日独比較の可能性を追究する。

序 文 石田勇治・川喜田敦子

第1部 市民社会とは何か

第一章  変容する市民と市民性 ユルゲン・コッカ(辻英史訳)
第二章  文化システムとしての市民性 マンフレート・ヘットリング(辻英史訳)
第三章  シヴィルソサエティ・市民性・シヴィリティ―二十世紀ドイツ史の解釈概念をめぐる考察 ディーター・ゴーゼヴィンケル(石田勇治・川喜田敦子訳)

第2部 市民社会の形態変容―通史的アプローチ

第四章  ドイツにおける市民社会と国民国家―十八世紀末から十九世紀前半 松本彰
特論―1 市民社会と芸術 松本彰
第五章  長い十九世紀におけるドイツ市民社会の歴史的展開―市民層・協会・地方自治 平松英人
特論―2 一九一三年ドイツにおける国籍法改正議論―「血統に基づく共同体」? 伊東直美
第六章  二つの市民社会から民族共同体へ―二十世紀前半における市民層、市民社会 白川耕一
第七章  第二次世界大戦後のドイツ 川喜田敦子・石田勇治

第3部 社会主義体制下の市民社会

第八章  東ヨーロッパの一九六八年―市民社会、メディア、文化移転 ユルゲン・ダニエル(川喜田敦子訳)
第九章  シヴィルソサエティの出立―一九八九年の平和革命を位置づけるために コンラート・ヤラウシュ(石田勇治訳)
第十章  東ドイツの一九八九年を再考する 井関正久

第4部 市民社会の日独比較

第十一章 市民社会の日独比較―市民社会のあるべき場所 村上俊介
第十二章 市民自治モデルの日独比較―協調的民主主義は国家の失敗を救えるか? ゲジーネ・フォリヤンティ=ヨースト(川喜田敦子訳)
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