シンポジウム等の記録
ワークショップ
アウシュヴィッツの生き証人 A.ブルガー氏の体験を聞く
日時:2007.11.5
会場:東京大学・駒場キャンパス|18号館ホール
主催:ドイツ・ヨーロッパ研究センター
共催:日本学術振興会・人文社会振興プロジェクト研究事業・領域Ⅱ「平和構築」「ジェノサイド研究の展開」
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映画「ヒトラーの贋札」上映
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講演
Adolf Burger(アウシュヴィッツ生存者)
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挨拶・趣旨説明・司会
石田勇治(ドイツ・ヨーロッパ研究センター執行委員)
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東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センターでは、話題の新作映画「ヒトラーの贋札」(ベルリン国際映画祭コンペティション正式出品作品、日本配給クロック・ワークス)に準主役として登場するアドルフ・ブルガー氏(映画ではアウグスト・ディール)をお招きして、お話をうかがう会を催しました。
ブルガー氏は1917年スロヴァキア生まれのユダヤ人。反ナチのビラを撒いて逮捕され、アウシュヴィッツ、そしてザクセンハウゼン強制収容所へ送られ、そこで親衛隊の命令で贋金づくりに協力させられます。妻をアウシュヴィッツで失ったブルガー氏は、ナチに協力することに良心の呵責を感じたといいます。
ブルガー氏の回想録をもとに制作された上記映画の日本上映に先立ち、ブルガー氏を囲む会を開催しました。アウシュヴィッツを生き延びた歴史の証人からお話をうかがえる貴重な機会となりました。
※映画上映(16:20〜17:50)については、前期課程総合科目「近現代史」(ホロコーストを再考する)(石田勇治教授)の一環として行ないました。